ジョン・コルトレーンの「My Favorite Things」を聴くと一瞬にして学生時代に。

アナログ盤、CD盤合わせて20枚ちょっとしかないにも拘らず、何だかJAZZにハマっている毎日です。私の学生時代といえば、大体50年くらい前のことで、東京・吉祥寺に下宿していた友人と共に、当時有名なジャズ喫茶 ” ファンキー ” 、”メグ ” に通っておりました。どちらのお店も選曲リクエストに応じてくださっていたので、ジョン・コルトレーン「My Favorite Things」とチック・コリア「Return to Forever」の2曲を飽きもせずリクエストしてました。ジャズ通のお客さんからすると、他にもジャズの名曲はいろいろあるんだけどねというような、あからさまにバカにするような視線を感じながら。まあそれはさておき、「My Favorite Things」のパーソネルをご紹介しますと、ジョン・コルトレーン(ソプラノ・サックス、テナー・サックス)、マッコイ・タイナー(ピアノ)、スティーブ・デイヴィス(ウッド・ベース)、そして前回のブログで登場したエルヴィン・ジョーンズ氏がドラムスを担当されています。録音は1960年10月ですからなんと65年前のことですので、正直音質はイマイチですけれども刺激的な音ではなく非常に聴き易い音質です。ライナーによると” この「My Favorite Things」はジョン・コルトレーンの人気、名声を不動のものした傑作といっていいだろう。”とのこと。ジャズにはたいして詳しくない私でも聴いていて感じるのは ” センスの良さ ” に尽きるのかなあと(毎回偉そうですみません!)。相変わらず酷暑の毎日ですが、エアコンを効かせた部屋でビールでも飲みながらジャズに浸りましょう。CDレーベルとCD番号はアATLANTIC  1361です。

この盤のタイトルである「My Favorite Things」は録音当時評判になっていたミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入曲でもあり、その曲を取り上げてジャズにアレンジしたそのセンスにあります。そして、この「My Favorite Things」はJR東海の ” そうだ、京都行こう ” のCMに採用されていることは有名です。ただ、CMの方はストリングス(弦楽器)の演奏なので、コルトレーンのものとは大分印象はちがいますが。私は過去この「サウンド・オブ・ミュージック」を観た記憶はあるのですが、なにぶん昔のことなので「My Favorite Things」という挿入曲のことはまったく覚えていません。