今開催中の ”ミラノ・コルティナ・ダンペッツォ冬季オリンピック ” の開会式の中でアンドレア・ボチェッリ氏という方が、歌劇「トゥーランドット」の中のアリア ” 誰も寝てはならぬ ” を歌われていました。私はこの方の名前は知らなかったのですが、ネットで調べるとびっくりするほどの幅広いジャンルで活躍させている方のようです。12歳の時にサッカーボールを頭に受け脳内出血を起こしたことで先天性緑内障が悪化し、失明されたとのことです。歌手になる夢は捨てきれずにいたが生涯を乗り越えて法学博士号を取得し弁護士として活躍しておられ、そしてここからが凄いのですが、世界的なテノール歌手であるルチアーノ・パヴァロッティとイタリアを代表するロック&ポップス歌手のズッケロ氏(この方のことも知りません)に見いだされ1994年にデヴュー、同年のサンレモ音楽祭新人の部で優勝。(以上ウィキペディアより)そして、この ” 誰も寝てはならぬ ” を2006年トリノ・冬季オリンピックで採用したのが、女子フィギュアスケート・シングルで出場された荒川静香さんでした。今回のミラノ・コルティア冬季オリンピックで男子フィギュア・シングルの鍵山 優馬選手も編曲版だと思いますが採用されていました。もうすっかり有名な曲になってしまいました。
前段が長くなってしまいましたが、プッチーニ作曲の歌劇「トゥーランドット」であります。このCD盤を私は2種類もっておりまして。購入したのは随分前のことです。話は飛びますが、1985年に公開された英米合作の映画「キリング・フィールド」の中でこの ” 誰も寝てはならぬ ” が流れている場面があります。主人公のジャーナリストが自宅の居間でこの歌劇のレコードをかけるシーンで、居間のテレビでは当時のアメリカ合衆国ニクソン大統領の演説のシーンとこの曲が素晴らしくシンクロしていて、私にとっては忘れられないシーンです。私はこの映画としても完成度は高く、戦闘シーンは大変迫力がありました。私はこの「誰も寝てはならぬ」という曲をこの映画をきっかけに知りました。どうやって調べたかは昔のことなので忘れましたが・・・。
さて、2種類のCD盤ですが、カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、トゥーランドット姫役がイタリア人ソプラノのカーティア・リッチャレッリ、王字カラフ役はスペイン人の世界的テノール、プラシド・ドミンゴ等有名どころが出演しています。レーベルはドイツ・グラムフォン、CD番号はPOCG-2841/2です。録音は1981年、ウィーン・ムジークフェラインザークとなっており、45年前の録音ですが音質は良く非常にオーソドックスな盤だと思います。そしてもう1種類のCD盤ですが、インド人ズービン・メータ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、トゥーランドット姫役はオーストラリア生まれのソプラノ、ジョーン・サザーランド、王子カラフ役は前述の世界的テノール、ルチアーノ・パヴァロッティ等こちらも有名どころが出演しています。ただ、トゥーランドット姫役は個人的にはリッチャレッリさんの方が若々しさ、パワーに溢れていて好みです。レーベルはLOMDON、CD番号は414 274-2です。それぞれCD盤の写真をアップしておきますのでごご参照ください。
今から40年くらい前にオペラにちょっとハマってしまい、プッチーニ「トスカ」、「ラ・ボエーム」、モーツァルト「フィガロの結婚」、厳密にはオペラではありませんがワーグナーの楽劇「ニーベリングの指輪」等を毎日聴いておりましたけれども、この「トゥーランドット」は私の中では ” 誰も寝てはならぬ ” のメロディと共に忘れられないオペラになっています。ちなみに「トゥーランドット」は中国を舞台にしたオペラですが、全体的に確かに 中国風の香りがします。あくまで私のイメージですが・・・。しかし、主題のメロディである” 誰も寝てはならぬ ”はやはりイタリアオペラの香りといいますか、オペラとしての王道のメロディではないかと思っております。






