イギリスの作曲家ヘンリー・パーセルについては、2023年9月15日に、歌劇「ダイドーとイーニアス」のCD盤についてあれこれ書かせていただき、そして同月19日にアナログ盤「メアリー女王の誕生日のためのオード(A面)、「メアリー女王の葬送のための音楽(B面)」についてのブログをお読みいただければと思います。そして、今回ご紹介するのはパーセルの室内楽曲・独奏曲のCD盤であります。
ヘンリー・パーセルは通奏低音を伴うイタリアの楽曲に強い関心を持っていたものの、イギリス音楽の伝統にも精通していたとこのCD盤のライナーに書かれています。音楽史的な視点ではパーセルは、J.Sバッハ、ヘンデルなどと比較するとどうしても埋没してしまうのですが、切ないメロディーラインがなんともいえない美しさなのです。私はこの室内楽にイギリス(当時のイングランド)の空気感を感じてしまうのです。当時のロンドンにはもちろん行ったことはありません。イタリアの初期バロック音楽の巨匠モンデヴェルディなどを聴くと明らかにパーセルのメロディはイタリアのものとは一線を画しています。
<チャプター詳細> 1. 4声部のパヴァーン ト短調 Z.752 4分25秒 2. 4声部の組曲 第3番 ト短調 Z.662 6分29秒3. 3声部のパヴァーン ト短調 Z 751 3分37秒 4. 音階によるグラウンド Z.645(チェンバロ独奏+ハープ助奏)等々15曲による演奏時間は74分に及びます。古楽はどうも苦手で、とか聴いているうちに飽きてくるといったところはありますが(実際に私もそうでした)、聴き込んでいくうちにだんだん慣れて?くるから不思議です。個人的に一番の好みの楽曲は・・チャプター4. 音階によるグラウンド Z.645(チェンバロ独奏+ハープ助奏)でフランス風の舞曲のテンポに乗って、現代に生きる我々も口ずさむようなメロディラインが何とも美しい。
前回、前々回のブログに登場したストラヴィンスキーの ” ハルサイ ” とは対極のあるようなパーセルの楽曲、クラシック音楽の幅はこんなにも広いことを聴く度に感じるのです。このCD盤の日本語によるライナーによれば、輸入販売:株式会社マーキュリー www.mercury-coo.com 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-12-6 TEL:03-5276-6803 E-mail info@mercury-coo.comと表記されています。CD番号にあたるかはなんともいえませんが、PC10227の表記が日本語ライナーに印刷されております。






