クラシックの演奏会では、交響曲、協奏曲、管弦楽曲、器楽曲などいろいろなコンサートが開催されていますが、例えばなんという作曲家の交響曲かどうかでお客さんの入場者数が変わってくるのはしょうがないことだと思います。入場者数だけの基準かどうかはわかりませんが、交響曲では作曲家ランキングのトップはベートーヴェンらしいです。まあ、分かる気がします。上位のランキングではマーラー、ブルックナー、あとモーツァルトは上位に入っていたかはわかりませんが、オペラ部門では上位に入ってくるでしょうね。有名なオペラを沢山作曲していますから。ここで紹介するチャイコフスキーは交響曲では2番手のグループに入る作曲家ということを聞いたことがあります。協奏曲ではチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は個人的に大変気に入っております。バレエ音楽では”白鳥の湖”、”くるみ割り人形”などバレエ音楽では大変有名な作品を残していて、オペラなんかも作曲していて大変才能のある作曲家だと思っております。
チャイコフスキーの交響曲の中で私が一番好きなのは、”交響曲 第4番 ヘ短調 作品36”/ロリン・マゼール指揮・クリーブランド管弦楽団”です。冒頭の大太鼓の低域が私を興奮させるのです。その大太鼓の低域を今回紹介させていただく”マンフレッド交響曲”でも聴く事ができます。両方共アナログ盤で、”第4番”のレコード会社のレーベルはアメリカの” TELARK/テラーク”です。ヤフオクでもこのレーベルは人気があるみたいでそこそこ高額で出品されています。”マンフレッド交響曲”のレーベルはオランダの”PHILIPS/フィリップス”となっています。指揮者はベルナルド・ハイティンクで演奏はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団です。最近はただの”コンセルトヘボウ管弦楽団”となっているみたいです。この交響曲はチャイコフスキーの”第4番”と、”第5番”の間に作曲されているとのことです。指揮者のベルナルド・ハイティンク氏はオランダの名指揮者で、1961年から1988年までの27年間もアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督を務めた方ですから楽団員からも慕われていたのでしょうね。それからはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団など有名なオーケストラの音楽監督を務められました。ただ、残念ながら2021年10月にロンドンの自宅でお亡くなりになりました。
話は変わりますが、この二つのアナログ盤で聴ける大太鼓(バスドラム)の低域は、最低20cmくらいのウーファー(低域を担当するスピーカー)でないと再現は難しいかなと思います。小型スピーカーではなかなか再現できませんが、アンプのトーンコントロールのBASSを強調すればなんとかそれらしい低域を聴けるかもしれません。トーンコントロールは積極的に使った方がいいと思います。スピーカーのセッティングでは低域再生には限界があります。因に私が試聴しているスピーカーは30cmウーファーを搭載しているのとバイワイヤリング接続(B/Bタイプ)で大太鼓の低域はしっかり再現しています。