2022年はブログをご覧いただき、ありがとうございました。今年の最後は”火の鳥”です。

12月29日の夜にこのブログを書いております。2022年は私のつたないブログにお付き合いいただき誠にありがとうございました。さて、今年の最後のブログになるのは、私が企画販売するスピーカーケーブル、ジャンパーケーブルのブランド名に勝手に命名させてもらっている”火の鳥/ファイアー・バード”についてです。ストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽なのですが、この後に作曲された”ペトリューシュカ”、そして”春の祭典”と続くバレエ3部作の中の1作目にあたります。それぞれ有名な楽曲ですのでご存知の方は多いと思いますので、バレエの内容は省略させていただきます。

今回ご紹介するCD盤は、ラトヴィア出身の指揮者アンドリス・ネルソンズ氏の「火の鳥」です。2008年にイギリスのバーミンガム市交響楽団の音楽監督に抜擢されて以来、飛ぶ鳥落とす勢いの新鋭だそうで、現在世界中のオーケストラからオファーが殺到しているみたいです。バーミンガム市交響楽団の指揮者といえば、私はイギリス・リバプール生まれの指揮者サイモン・ラトル氏が思い浮かびますが、現在ロンドン交響楽団の首席指揮者です。個人的にはサイモン・ラトル、バーミンガム市交響楽団のコンビは大好きだったので一抹の不安があったのは事実です。しかし、ネルソンズ指揮の”火の鳥”を聴くとラトル氏とはまたひと味違う感性を感じます。ライナーによれば、「この作品がバレエ音楽なのだということを改めて認識させてくれる演奏で、まるで舞台が見えるようだといっても、決して言い過ぎではないと思う。(宮本 明氏)」というコメントを見ても優秀な指揮者であることがわかります。ネルソンズ氏が指揮者としてキャリアを重ねる上で大きな力になったのは同郷の指揮者マリス・ヤンソンス氏に私的に師事されたようです。レーベルはORFEO、CD番号KKC-5110(ORFEO  804101)、オルフェオというレーベルは今までで初めて聞くレーベルです。

私にとってオーケストラ演奏のCD盤でとにかく重要な判断基準がバスドラム(大太鼓)がきちんと録音されているかどうかなのですが、このCD盤にはしっかりと録音されております。スピーカーは小型のセレッションAコンパクト(残念ながら生産終了品)で鳴らしていますが、バスドラムのサイズ感はさすがに無理ですが、そこそこ聴くことができます。ちなみに駆動するプリメインアンプはヤマハA-S2000、CDプレイヤーは同じヤマハCD-S2000、スピーカーケーブルはB/Bタイプ2.5m(1ペア)、ジャンパーケーブルはS/Sタイプとなっています。