いきなりガツンと始まる リヒャルト・シュトラウスの楽曲「エレクトラ」は聴きごたえ十分。

このCDを購入するきっかけは、ズバリ!ジャケットデザインが気に入ったからです。指揮者がジュゼッペ・シノーポリ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、レーベルがドイツ・グラムフォンの4Dオーディオ・レコーディングということでおそらく音質もいいだろうとは思いました。1995年にウィーンで録音されたものです。とにかく、ジャケットに使われている油彩画に惚れ込んだ訳です。若い頃はレコードジャケットデザインで思わず買ってしまったとかありました。まあ、それはさておきこの楽曲の始まりは衝撃的です。いきなりガツーンとくる展開、リヒャルト・シュトラウスのセンスが光ります。歌手の方々は私が知らないだけですけれども、知らない方々ばかりです。歌手の皆様ごめんなさい!物語はかなりオドロオドロしい内容になっていて、王様が王妃の情夫によって殺されるとか、殺された王様の娘さんがその情夫を殺してしまうとかスキャンダラスな展開になるなど・・・

ここは、オーディオ的にいい音かどうかです。物語にも関心がある方はDVDを鑑賞されてもいいでしょう。スピーカーは出来るだけ大きいサイズのものがこの楽曲にはやはり向いていると思います。もちろん、質の良い小型スピーカーとそれなりのプリメインアンプでもボリュームを上げればかなりの迫力で迫ってきます。ちなみに私はヤマハA-S2000(プリメイン)、スピーカーはセレッションA-compact,スピーカーケーブルはファイアーバード・ラウドスピーカーケーブルB/Bタイプ1セット2.5m、ジャンパーケーブルはファイアーバード・ジャンパーケーブルB/Sタイプ1セットでも試聴しましたが、びっくりする音で再生しました。バスドラム(大太鼓)の出番が多い楽曲なので、迫力満点です。是非とも聴いていただきたいです。

CD番号はPOCG-10038/9になります。