アナログ盤を聴く毎日が楽しくて仕方ありません。

最近はもっぱらアナログ盤を聴きまくっている毎日です。昔買ってしばらく聴いていたのに最近ほぼ聴かなくなり、ずーっと眠っていたものを聴いた時など”こんなに音良かったっけ”という発見があったり(これが何とも嬉しいのです)、またヤフオクで昔欲しかったアナログ盤をせっかく落札したのに、想像していた音ではなかったりして落胆したり(落札しなきゃよかった等)で毎日が楽しくて仕方がありません。それと、アナログ盤とCD盤の両方の聴き比べも楽しいものです。今回、ご紹介するのはリムキー=コルサコフ作曲/交響組曲「シェラザード/Op.35」です。クラシック音楽では”管弦楽曲”のジャンルになるもので、クラシック音楽ファンにはおなじみの名曲です。尚、それぞれの盤には「スペイン奇想曲/Op.34」がカップリングされており、この曲目もスペインらしさを感じる名曲です。指揮はシャルル・デュトワという方で以前、NHK交響楽団の指揮をやられていた方で、演奏はモントリオール交響楽団で今最もフランス的な音を紡ぎ出す楽団といわれています。録音はロンドン(DECCA)レーベルでいかにもDECCAの音です。1983年、モントリオールの聖ユスターシュ教会でデジタル録音されたとのことです。レコード番号はL28C-1750、CD番号はFOOL-23050です。

アナログ盤の「シェラザード」の音質についてですが、CD盤に比べて力強さを感じます。そして、なにより刺激的な音がしません。CD盤の音は刺激的とはいいませんが、シルキーでエレガントな音質になっています。力強さはないかというとあるのですが、アナログ盤に比べるとちょっと弱い感じです。それぞれの盤がそれぞれいいところもあるわけです。

クラシック音楽はどうもね・・という方に是非聴いていただきたい曲目です。全般的に交響曲は演奏時間が長くて退屈するんだよね、等々・・そんな意見を聴くのですが、バレエ音楽を含め管弦楽曲の場合は演奏時間も比較的短く、ポピュラー性を併せもった曲も多いので、是非とも「シェラザード」、「スペイン奇想曲」を聴いてみてください。