J・D・サウザー「ユア・オンリー・ロンリー」のアナログ盤はなぜか”古さ”をあまり感じません。

” ユア・オンリー・ロンリー ” か!懐かしいなと思われた方は私とほぼ同世代ですね!私は今68歳です。いつのまにかこんな年齢になってしまいました。私が25歳くらいの時・・・かれこれ40年以上前になりますが、当時はウェスト・コーストサウンドが一世を風靡していましたよね、イーグルスとか、ドゥービー・ブラザースとか。相変わらずアナログ盤を聴くことが多い毎日ですが、レコードラックでイーグルスのベスト盤(アナログ盤です)を見つけました。イーグルスの初期の頃のベスト盤みたいですが、残念なことに音質がイマイチでした。こんな音だったっけ?ということで、ウェスト・コーストサウンドを久しぶりに聴きたくなって、新宿厚生年金ホールでの日本公演のコンサート(40年以上前のことです)に行った、なつかしのJ.D.サウザー(ジョン・デビット・サウザー)のアナログ盤についてです。余談ですがこのコンサートで泉谷しげるさんが飛び入りで ” 春夏秋冬 ” を歌われたと記憶しています。

私の知る限りなのですが、J.D.サウザーさんはおそらく一発屋だったのかな・・と。” ユア・オンリー・ロンリー ” 以外のヒット曲を私は聴いたことはありません。私が知らないだけかもですが。前にブログでご紹介したランディ・ヴァンウォーマーさんの ” アメリカン・モーニング ” もそうですが、一発屋ならではの強烈な印象と共に頭の中に当時の記憶が鮮明に浮かんできます。まあ、そうゆう訳で、J.D.サウザーさんの ”ユア・オンリー・ロンリー ” であります。かなり前の録音にも拘らず、音がとても良いのです。曲のアレンジにはやはり時代を感じますが、メロディはなぜか ” 古さ ” を感じないのはリズムの心地よさが影響しているのでしょうか。米国の有名なバンドであるザ・バンドの面々とかイーグルスのドン・フェルダー、グレン・フライ、ドン・ヘンリー、そしてサックス奏者ディヴィット・サンボーン、トム・スコットなど有名どころのミュージシャンがグストとして参加されております。このアナログ盤の中で一番の出来映えは、タイトル曲の ” ユア・オンリー・ロンリー ” ですが、B面の2曲目”ザ・ムーン・ジャスト・ターンド・ブルー ” もカントリーミュージック調の曲で捨てがたい魅力があります。おそらくバカ売れしたアルバムではないと思いますが、お若い方々には是非一度は聴いてほしいアルバムです。