前回のブログでご紹介したヘンデル作曲「メサイア」の後、クレンペラー指揮の他の盤を毎日聴いております。ヘンデルとくれば同時期に生まれたJ.S.バッハであります。J.S.バッハの宗教曲の中では謎が多い「ミサ曲 ロ短調」ですが、そもそもプロテスタントのルター派信者であるにも拘らず、何故カソリックのミサ曲の形式にしたのか?しかしながらカソリックとは違った構成をとっているとか、バッハ自身の自筆譜にはどこにも「ミサ曲 ロ短調」のタイトルが付けられていないとか・・・まあ、そんなことは深く考えずにまずは聴いてみた方がいいと思います。がしかし最初はなにかピンとこないかもしれませんが、何回も聴き込むうちに少しずつ良さが分かってくるのではないかと。偉そうですみませんが10回くらい聴かないと良さはわかりません(私的には)。
オットー・クレンペラー指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、BBC合唱団、ジャネット・ベイカー(ソプラノ)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、ヘルマン・プライ(バリトン)など声楽陣も有名どころが揃っています。CDレーベルはEMI Clssics 、CD番号はTOCE-59098〜99です。そして最後に、このCD盤のジャケットデザインも” ミサ曲 ロ短調 ” らしい?敬虔なデザインで好感がもてます。