TELARCレーベル/ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」を聴いていただきたい。

最近はストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽ばかり聴いておりまして。「プルチネルラ」のメロディを気が付いたら口ずさんでいる、そんな状況なのです。それはさておき、ストラヴィンスキーの三大バレエの第一作「火の鳥」の次に作曲された今回ご紹介する「ペトルーシュカ」は、過激?で前衛的な「春の祭典」よりもかなり一般受けするメロディなど安心?して聴くことができる魅力的なバレエ音楽になっております。ピエール・ブーレーズ指揮クリーブランド管弦楽団のCD盤でこのバレエ音楽を知ったのですが、何と言ってもこのCD盤の売りは「春の祭典」であり、「ペトルーシュカ」はオマケ的扱いなのかなということであまり真面目に聴いてはおりませんでした。アンタル・ドラティ指揮デトロイト交響楽団やサイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団それぞれの盤も同じ組み合せでやはり「春の祭典」がメインなのでしょうかね。

その中で、今回ご紹介する私が大好きなTELARCレーベルから2002年にリリースされた「ペトルーシュカ」は私的には一番のCD盤だと思っていて、いままで「ペトルーシュカ』はちょっとイマイチなバレエ音楽かなと感じていましたがこの演奏を聴いたらこんないい曲だったんだなあと感動しました。オーケストラの各パートの音が塊になって迫ってくるといいますか、ここはTELARCの録音と指揮者であるパーヴォ・ヤルヴィ氏のセンスが光っており、バスドラム(大太鼓)の出方も力強いものです。オーケストラはシンシナティ交響楽団、録音は2002年3月、オハイオ州、シンシナティ・ミュージックホールとなっていてTELARCの売りであるデジタル録音とのこと。出来ればですが、音量を大きくして聴かれることをお薦めします。レーベルはTELARC、CD盤号UCCT2032です。尚、このCD盤には「火の鳥」もカップリングされていますが、組曲版なので全曲版に較べて所々カットされておりあまりお薦めできません。TELARCの録音方法については、ネットで ” TELARCの録音方法 ” で検索しますとAIで答えてくれます。私は録音技師ではありませんでしたので専門的な知識はないのでイマイチ理解できないのですが、興味のある方は検索してみてもらえればと思います。

パーヴォ・ヤルヴィ氏と言えば、2026年4月14日のブログ ” ベートーヴェン「交響曲 第5番 ハ短調(運命と呼ばれている曲)」についてあれこれご紹介しておりますが、この時のオーケストラはドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンで演奏技術の高さが感じられると書いています。ウィキペディアによると、2001年から2011年までシンシナティ交響楽団の音楽監督、2004年からドイツ・カンマーフィルフィルハーモニー・ドレスデンの芸術監督を務めた方のようで、このパーヴォ・ヤルヴィ氏という指揮者はただ者ではありません。下の写真はブーレーズ、ドラティ、ラトル、デユトワ盤のライナーをご紹介しておきます。