オーディオ的にゾクッとするほどの音質、ナタリー・コール「テイク・ア・ルック」のCD盤。

前回ご紹介したアラン・ブロードベント氏がプロデューサー?として世に出し、当時一世を風靡したアルバムと言ってもいいナタリー・コールの「アンフォゲッタブル」の後に発表された「テイク・ア・ルック」ですが、音質的には前作を大きく上回っていてオーディオマニアの方々も納得の一枚ではないかと確信しています。とにかくいい音、これに尽きます。深夜にバーボンをチビチビ飲りながら聴く、そんな贅沢な時間を味わえる・・そんな一枚です。1曲目の ” アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ ” から最後でタイトル曲 ” テイク・ア・ルック ” まで気持ちのよいホールの中のような響きにナタリー・コールの声がスッと浮かび上がってきて、オーディオ的にゾクッとする気持ち良さです。5曲目の ” クライ・ミー・ア・リヴァー ” はジャズボーカルでは有名な曲、12曲目の ” アズ・タイム・ゴーズ・バイ ” もスタンダードナンバーで有名な曲ですよね?まあ、とにかく聴いてみてください。録音がいいのでそれほど高額なオーディオシステムでなくても気持ちの良い音世界に浸れると確信しています。CDレーベルはWEA  MUSIC、CD番号はWMC5-620となっています。因に英語版のライナーを見るとアラン・ブロードベント氏はプロデューサーではなく、ピアノ演奏担当のようで、曲によって参加されているみたいです。エクスキューティヴ・プロデューサー(制作総指揮)はトニー・リピューマ氏とナタリー・コールの名前がクレジットされています。