ブラームス「ハンガリー舞曲全集」の優秀録音盤を是非聴いていただきたいです。

当然のことですが、クラシック音楽それぞれのカテゴリーの代表的なCD盤なりアナログ盤を所有しているわけではないのですが、今回ご紹介するブラームス「ハンガリー舞曲」はそのうち買わなくてはとずっと思っておりました。特に第5番は大変有名な曲で、おそらくクラシック音楽に興味はない方でもご存知だろうと。スマホで ” ハンガリー舞曲 ” で検索すると一番紹介されているCD盤はクラウディオ・アバド/ウィーンフィル盤で、通常の中古盤を購入して聴いたところ、はっきり言って音質的にイマイチでした。(こうゆう言い方は失礼かなと思いましたが、ごめんなさい)こうなればちゃんとした盤をもう一度購入しなければと思い、いろいろ検索しこれならいいかと購入、早速聴いてみたところストライクでした。その盤はオトマール・スウィトナー指揮/ベルリン・シュターツカペレで、ホールの響きの良さ、またコントラバス、バスドラム(大太鼓)など低域がしっかり録音されていて、しかもその低域が出しゃばらない出方が大変気持ちのいい演奏です。ただ一点気になるのは高域がいまいち伸びていないところくらいでしょうか。これについてはアンプのトーンコントロールの高域をほんの少しブースト(強め)すれば気になりません。トーンコントロールは効果的に使えばこんなに便利なんですよ。

「ハンガリー舞曲全集」は21曲からなる曲集なので、ほかの曲(例えばブラームスの交響曲など)と一緒に収録すると収録時間数が足りなくなり、ハンガリー舞曲の方は2~3曲しか収録できないなどなかなか難しいのではないかと。実際、小澤征爾氏指揮、サイトウキネンオーケストラ盤はそんな構成になっています。第5番という最も有名な曲以外でも捨て難い魅力のある曲はちゃんとあるので、やはり全曲版をお薦めします。私が良い曲だと感じるのは冒頭の第1番の軽快なリズム感、第4番の感傷的なメロディのあとのアップテンポな曲進行が知らない内に体が動きます。第7番のウィンナー・ワルツを彷彿とさせるナンバー(もちろんリズムはワルツではありません)などヴァラエティに富んだ構成になっていて、ブラームスのセンスが光ります。

指揮者スウィトナー氏はオーストリア、インスブルック出身の方で、ドレスデンシュターツカペレ、ベルリンシュターツカペレで指揮を執り、1971年、1973年にNHK交響楽団に客演された方のようです。2010年に87歳でお亡くなりになられたとのことで、お名前は聞いたことはありますが結構古い年代に活躍された指揮者なのですね。ベルリンシュターツカペレは1570年に設立されたプロイセン王立宮廷楽団にさかのぼる楽団のようで、1742年にベルリン宮廷歌劇場の座付オーケストラになったそうです。非常に歴史の古いオーケストラのようです。

CDレーベルはDENON、CD番号はCOCQ-85356、DENON  Classics  BESTシリーズとなっています。Ultimate High Quality CDという高音質CD盤です。録音は1989年8月〜9月、ベルリン、イエス・キリスト教会となっております。ちょっと古い録音ですが、Ultimate High Quarity CDなので音質的に優秀な処理をされておられるように思います。” 究極の高音質CD ” という謳い文句というかコピーもレイアウトされています。