2023年4月23日に私は、このブログに「 ベルリオーズ/幻想交響曲の ”グロテスクさ ” がよくわかりませんが。」というタイトル名でアップさせていただき、主にアナログ盤についてあれこれ書かせていただきました。さて前回のブログでシャルル・ミュンシュ指揮、パリ管弦楽団/ブラームス「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」についての私なりの感想とこの演奏の素晴らしさ(録音も含め、ハイクォリティCD盤の音の良さ等)で毎日のように聴いております。こうなるとシャルル・ミュンシュ氏と言えばやはりベルリオーズ「幻想交響曲」のハイクォリティ盤も聴かなくてはということでヤフオクで購入(ほぼ新品です。まだ手元にはありません)しました。このハイクォリティCD盤を聴く前にアナログ盤をしっかり聴かなくては・・・。手元に届いたので早速聴いてみました。ある程度音質は想像していましたが、オリジナルのアナログマスター音源の良さを残しつつ、クリアーで音場感、各楽器の音色感等々、ハイクォリティCD盤の良さを謳ったライナーが同封されていましたけれども、結論を言えば、アナログ盤の音の佇まい、時代性を感じる空気感はアナログ盤の方が優れていると思います。といいますかアナログ盤の方が私的には好きなのです。とはいえ、ハイクォリティCD盤の良さ・・雑音は綺麗にかっとされているところや、ヴァイオリンの音色の綺麗さは認めざるを得ません。
歴史的な名盤と呼ばれているこのシャルル・ミュンシュ指揮「ベルリオーズ/幻想交響曲」ですが、アナログ盤であれCD盤であれ毎日のように聴いておりますと、ベルリオーズの作曲家としての技倆はただ者ではないとつくづく感じております。作曲家として後世に名を残し、今でもコンサートで演奏されているのはやはり凄い作曲家ななんですね・・・。
第2楽章の ” 舞踏会”のメロディがなかなか頭から離れなくて困っています。気が付くとメロディを口ずさんでいるのです。なかなか強烈なメロディであります。まさに魔性のメロディといったところでしょうか。そして私がシンフォニーや管弦楽曲で重視しているバスドラム(大太鼓)の音の出方は、この ” 幻想交響曲 ” でもしっかりと聴くことができます。ただアナログ盤の方がえげつないくらいドスーンと来ます。レーベルはEMIクラシックス(アートシリーズ)、CD番号はTOCE-90012となっています。
最後に、本間ひろむ氏著「指揮者の名盤/50人のマエストロを聴く」(平凡社)の第6章 ” 洒脱なエスプリ・・フランス・ベルギー系指揮者/の”シャルル・ミュンシュ氏の紹介の中から、お薦めの名盤として、「幻想」を紹介されています。いつもながら勝手に抜粋させていただきます。
” ブーレーズがスコアを解体して丸裸にし、ガーディナーが時代考証を究めた古楽器演奏の妙技を披露した昨今、ミュンシュの<幻想交響曲>はいかにも古臭いという意見もある。しかし、音楽とは頭で考えるものではない。互五感を駆使して感じ、愉しむものなのだ。縦の線が揃おうが揃うまいがおかまいなしの ” ブラームス「交響曲 第1番」同様、この<幻想交響曲>の楽器の鳴り方は尋常ではない。第1楽章の芳醇な弦楽器の響き、第3楽章の軽やかさ、第4楽章の打楽器の絶叫と金管楽器の咆哮、第5楽章の壮大なフィナーレへと続くデモーニッシュなロンド。ダイナミックレンジの広さもさることながら、各楽器の持つ表現力を最大限に引き出したミュンシュのタクトは、まるで魔法の杖のようだ。”と書かれております。
そういえば私はピエール・ブーレーズ指揮の<幻想>は過去所有していましたがどうゆう訳か下取りに出していました。エリオット・ガーディナー指揮の盤は持っていません。古楽器の音自体があまり好きになれないのです。






